大阪市交通局の車両
中央線20系
中央線20系…鉄コレの更新車と未更新車のセットを格安で購入

更新車

未更新車
その名の通り大阪の中心地を東西に貫く中央線。私が大阪市内に旅行へ行くときは必ずと言っていいほど利用する路線です。
この20系は、その中央線で40年近く活躍する老兵です。最初は特別興味のある電車ではありませんでしたが、何となく国鉄203系に通ずる雰囲気や薄暗い車内、高架区間でバタバタ音がする乗降扉などが癖になり、お気に入りの車両となりました。
さて、この20系が鉄コレで発売されていると知り、各中古模型店で在庫を調べてみるものの、大阪の電車であり、かつ人気車両故かなかなか見かけることができませんでした。
ところがある日、某オークションで更新車6両+未更新車4両、さらにそれぞれにモーター付き、さらにはTNカプラーへ換装済みの10両セットが格安で売られており、無事落とすことができました。
更新車は未更新車よりも後に出たためか、車体の塗装や前面ライト周りの表現が改善されています。

製品の造形も良く、第三軌条独特の台車形状も的確に再現されています。更新車と未更新車で形状が異なるのは、実車の仕様なのでしょうか。
また、足回りの色が違うように見えますが、写真の写りではなく、実際のプラスチックの成形色が少し異なるのです。
最近の中央線しか知らない身からすると、やはり更新車のほうが馴染みがあります。
すでに前オーナーが装着していた鉄コレ動力も、特に問題なく動作しており、いい買い物ができたと自負しております(笑)
しいて難点を上げるとすれば、まず車体の塗装がアルミっぽくない点でしょうか。
鉄コレ全般に言えることですが、ステンレス表現は得意とする一方で、アルミ表現は全体的にギラつきすぎなように感じます。
まあ、この価格帯でのこの十分なクオリティに対して、文句は言えないのかもしれませんが…
あと、もう一つ上げるとすれば、未更新車のセット構成でしょうか。
この問題も当製品に限ったことではありませんが、先頭車+中間車の2両セット構成なので、6連を組むと必然的に2両の先頭車が余ってしまい、無駄な買い物をすることになります。
この傾向は事業者限定商品に多い傾向があり、鉄コレもお世辞にも安いとは言えなくなってきていますから、もう少しセット構成を考えていただきたいところです。
文句はともあれ、なんと我が鉄道の第三軌条車の初導入が大阪市交通局の車両となり、私自身もこれは予想しておりませんでした(笑)
新鮮なつるつる屋根を眺めつつ、第一線で活躍させようと思います!
(2023.6.4)
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