簡単工作!マイクロエースのダミーカプラー

2023年に先頭車の前面部長さを中心に大きくリニューアルされた、マイクロエース製営団6000系。
2025年にはさらにその発展型として営団7000系も発売されました。



ご覧のようにボディの造形や塗装はさすがは最近のマイクロエース、というほどの精巧さです。
そう、文句はないのです。

…ボディを真横から見るまでは。



あれ?

なにか違和感がありませんでしょうか…

まず、乗務員扉下のステップですが、ずいぶんと乗務員扉に対して後位にあり、
これでは非常に昇降がしにくそうです。

また、連結器の腕がずいぶん長く、連結器が突出しているように見えます。
それに対し、胴受けはずいぶんと後退しており、バランスが悪く感じます…

そもそも、連結器周辺機器自体が全体的にボディに埋まってしまっていて、腰が高く見えてしまっているのです。
乗務員扉下ステップも、2段目がかすかに見えている程度で、全貌がよく判りません。



この角度から見ると、ボディ下が連結器以外見えなくなってしまうのです。
せっかく前面のステップや機器箱が再現されているのに、非常にもったいない状態になっています。



どうやら、ライトユニット(黒い部分)を回避するように、連結器以外がすべて後退して、
その分を連結器の腕の長さを伸ばすことでごまかしているのが原因のようです。

せっかくのかっこいい製品がもったいないので、ここをいじることにしました。

まず、このダミーカプラー一式はTNカプラーのホルダーにぱっちりはまるようになっているので、取り外して、固定用の爪を撤去します。
引き続きライトユニットを回避しつつ、ダミーカプラーの位置を変更するには、
この固定機構は除去しざるを得ません。



爪を撤去し、軽くやすりがけ。かなりこれでシンプルになりました。
やはり連結器が長い…



連結器を簡単に外して、写真のように連結器周辺を黒く塗ります。
加工により連結器位置が下がる分、目立つ場所のためです。



外した連結器は、そのままでは腕が長すぎるため、
二股になっているばねの部分を丸ごと切除し、断面に0.3mmの孔をあけます。





連結器を胴受け前面から差した状態で、裏から同じく0.3mm孔をあけたプラ板を設置し、真鍮線で連結、接着することで
連結器が前から抜けないようにします。





床下側にも軽く加工を施します。
ダミーカプラーを外すと、台枠より一段くぼんだ部分が現れますが、
ここに改めてカプラーを設置しなおしたいので、0.5mm厚のプラ板で埋めます。



ブラ板部に少量のゴム系接着剤を塗布します。ライトユニット部はもともと外せる構造になっているので、
補修時をなどを考慮して接着はしないほうが吉でしょう。

ボディをはめた状態で連結器の前面をぴったりボディに合わせれば完成!
連結器位置はほぼそのままに、床下全体を前面、そして下面に押し出すことに成功しました。
冒頭の4枚目の写真と比べても、密度の上昇っぷりがお判りいただけますでしょうか。

そして乗務員扉下のステップも、扉とほぼ同一の位置に収まりました。
(もともとこうなる想定で部品の設計をしてたのではないか…?)



前面のはしごの上段も明らかに見えるようになったほか、
乗務員扉 今回は導入したての営団7000系で作業の紹介をいたしましたが、
営団6000系ももちろん同様の加工が可能です。

無事工事を終えた両車を並べては、にんまりしています(笑)

(2026.1.10)